みどり公園
小学校高学年のある日、授業が終わりいつものように「じゃあ今日**(公園の名前)に集合な!」って友達に言われてランドセルを置くためだけに帰宅し、玄関にランドセルを投げてDSとかを持って遊びに向かった。
公園で何人かと遊んだあとみんなが習い事だか塾だか門限だかで帰って僕とあみくんだけになり、あみくんの家で遊ぶことになった。
たしかどらベースで通信対戦してボコボコにされたあとポケモンを2人でやり始めた。たしかダイヤモンドだったかな。エメラルドかも。
僕がポケモンで行き詰まりどうしようと悩んでいるとあみくんが「パソコンで調べようか?」と言ってきた。
この頃の僕はパソコンは学校のコンピュータルームでしか触ったことがなくて家に自分のパソコンを持っているあみくんがすごくカッコよく見えたし、攻略本でしかゲームのことについて調べたことがなかったのでパソコンの大画面にゲームの色々な情報が写っているのに興奮して興味津々でモニターを覗き込んでいた。
その時僕は「もっと!もっと!」とか「こっちでは何が見れるの?!」とか言っててあみくんはポケモンの色んな情報を見せてくれた。
ゲームの調べ物が終わり、あみくんがパソコンをシャットダウンさせた。するとあみくんのお母さんがジュースとお菓子を持って来てくれてドアを開けた。画面には「シャットダウンしています」と写っている。するとあみくんのお母さんが何かを察したような顔で「あんたたちいま何見てたの?私が来て慌ててパソコン閉じたろ?」と言ってきた。どうやらエッチな物を見ていたと思われたらしい。もちろん僕らが見ていたのはポケモンだからあみくんは全力で否定してくれるんだろうと思っていたらあみくんはもじもじしながら「いや…別にいや…」見たいな明らかにエッチなの見てたやつの反応をし始めた。
いや、なんで?????
その後、あみくんのお母さんとうちの母親は仲が良いから「なんかエッチなの見てたわよ」みたいな報告とかされてないかなって心配しながら帰った。
なんであの時あみくんは否定しなかったんだろ、ポケモンもエッチな物だと思ってたのかな。